社会と美術

あいちトリエンナーレ検閲事件とその後、その先
社会と美術 · 2021/06/08
 2019年に騒然となったあいトリ「表現の不自由展・その後」検閲事件の本質は何も解決していない。あいトリのひとつの判定基準は大村実行委員長のしきりで参集した「あいちトリエンナーレありかた検証委員会」(のちに検討委に改名)だろう。座長を国立国際美術館長・山梨俊夫が務めた。検証委は同年12月18日に結論である118pにわたる最終報告書を提出した。要約は概ね次の通りだ。
ソーシャルな視点がもたらす美術教育の変容 ―新学習指導要領とSTEAM
社会と美術 · 2021/05/16
 いま学校の美術教育は、大きな変革期にある。学校カリキュラムの編成基準となる文部科学省の学習指導要領は10年ごとに改訂されるが、その新版の全面実施が図られているところだ。これまでも学校教育は、美術文化の普及に大きな役割を果たしてきた。

新型コロナウイルス流行下の公共文化施設の意義とは
社会と美術 · 2021/05/09
■展覧会趣旨と新型コロナウイルスの影響  2020年6月9日から9月13日にかけて町田市立国際版画美術館で開催した「インプリントまちだ展2020 すむひと⇔くるひと ―「アーティスト」がみた町田―」は、東京オリンピック・パラリンピックに向けて2017年から開催してきた展覧会シリーズの集大成だった。
原子力サブカルチャー8
社会と美術 · 2021/02/21
波瀾万丈な始まり  2019年は一言でいえば波瀾万丈な年でした。令和と元号が変わり、新天皇は現憲法を守ると誓い!

市村三男三とハンス・エルニの平和ポスター
社会と美術 · 2021/02/21
 練馬区小竹町のアトリエで、プロレタリア画家、市村三男三(みおぞう):(日本美術会会員・明治37年~平成2年)が制作・活動していた。市村の絵を初めて見たのは、鵜飼勲(郵政労働者・練馬郵産労活動家)が、「市村三男三という絵描きを、知ってるか?。
戦後民主主義の輝きと美術―「美術運動」復刻版出版の意義について
社会と美術 · 2021/02/21
一貫性持つ新憲法の時代精神  1947年1月の「美術運動」第1号には、「1、民主的美術文化を創造し普及する」とはじまる日本美術会の綱領が掲げられている。この精神は、2011年7月改定の「日本美術会趣旨」として現在も受け継がれている。

「ガザの画家来日に寄せて」
社会と美術 · 2021/02/06
 2017年 米国のトランプはエルサレムを首都と認定し、ヘブロン世界文化遺産に反対しユネスコ脱退宣言した。イスラエルのネタニヤフが続き、その上トランプはヘブロン入植を認めた。パレスチナに対する弾圧と圧力は目に余る。黙ってじっとしてはいられなくなった。
日本の文化芸術政策の質的転換を示す 文化庁補助金問題
社会と美術 · 2021/02/06
 あいちトリエンナーレ「表現の不自由展・その後」が中止になった事件は、たんに美術界の問題にとどまらず、日本社会に大きな問いを突きつけた。この事件の中心は、展覧会の開幕とともに脅迫的な電話やメールが殺到したことで、安全性と円滑な運営の確保を理由に、たった3日間で展示が中止に追い込まれた出来事にある。

「芸術の自由」考・元年となった2019年
社会と美術 · 2021/01/12
 2019年を振り返ると、日本社会一般が「芸術の自由」というものに関心を持った初めての年だったのではないかと思う。芸術表現がさまざまな「やりにくさ」を抱えてきた事実は最近に始まったことではないのだが、その問題が一般読者向けのメディアでこれほどに取り上げられたことはこれまでなかった。
黙殺か連帯か 表現の不自由展がもたらした内外の波紋
社会と美術 · 2021/01/12
■「封じ、無視し、貶める」3種の政治圧力  真実を開こうとする力があり、一方で閉じようとする力がある。あいちトリエンナーレ2019での「表現の不自由展・その後」(以下「その後」)の展示中止事件、そしていまも続く議論はこの相克の様相を呈している。

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