展評

展評 · 2019/06/28
私は、たまたまネットで油彩画「河口夕凪」(M50号)を見た。  この底なしの寂しさ、無限の寂寞感はいったいどこでどうしてうまれたのだろう。冬枯れの寂しさにつつまれながら、朽ち果ててはいない。人気がないにもかかわらず、働く人の匂いがする。季節の色彩は灰色がぴったり似合いそうだ。ところがそうではない。意外にも明るいセピア色を基調にしている。春遠い景色は空も重く沈み、川面には風紋もない。古びた川舟、砂浜に打ち上げられた廃船。斜陽の地上には鳥影さえもない。
展評 · 2018/09/29
第8回ART CONFUSE展が、今年も開催されました。会場は、昨年同様に池袋駅東京芸術劇場内でしたが、今回は5階、ワンフロアーのギャラリー2に移りました。

展評 · 2018/09/29
2017年10月17日~22日 (gallery re:tail) そこは吉祥寺の駅から中道通り沿いにあった。  日本アンデパンダン展の若手の二人展だ。ようやくたどり着いた蔦の絡まるビルにその会場があった。マンションの一室を改造した画廊だった。時間の経過と歴史を感じさせるムードのある場所だったので、作品も落ち着いてみることができた。
展評 · 2018/09/29
 福島県にも地域に根ざした、民主的で平和と表現の自由を守り、作品を発表し続けている集団がいくつもあります。その中でも数十年間続いている「脈展」のあらましを紹介します。

展評 · 2018/09/24
開館40周年の4回目の「ちひろ美術館・東京」の催しを見ることができた。昨年の第70回記念日本アンデパンダン展:特別企画展「春を待ち、闘った、激動の60年代美術」に、ちひろさんの「世界中の子どもみんなに平和としあわせを」(1970年作・全紙)を出品いただいたときから早1年近くが経過していた。
展評 · 2018/09/24
ちょうど永井愛さんが居られて、展示作品のお話も聞けた。今回は、いくつか外にコレクションされている作品を、借り出しして来ていた。可能なところで、どうしてもこれは展示したいということだろう。

展評 · 2018/09/22
初日オープニングには50名をこす人たちが集まって森田氏への期待の大きさが際立った。参加者がこもごも語ったのはその人柄と創作姿勢への称賛だった。彼は旋盤工として働き続けた質実な労働者であった。
展評 · 2018/09/22
 生誕140年の企画で千葉・福島・福岡・長野と回り、東京では東郷青児記念・損保ジャパン日本興亜美術館で2017年7月8日~8月27日まで開催された。

展評 · 2018/09/21
社会を見つめ時代に生きる人間を描き続けた吉田利次の生誕100年を記して作品展を開催した。その足跡を追うことで、今、不穏な時代に生き、創作する私たちへの問いかけになれば、との思いがあった。
大成瓢吉「乳房」油彩 147×98 ㎝
展評 · 2018/09/17
2017年春に二つの印象的な展覧会を見た。性格のあまりにも違った二つであったが、その中には戦後美術の良質なものが展示されていたようだ。それらの作品からなにを受け取ったか、それが豊穣な可能性なのか少し書いてみよう。そしてこの春、5月連休の最後には父の故郷で「御柱祭」を見た。印象的だったのでこれも付け加えてみる。...

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